2007GW 青森・弘前 函館 ピックアップ5

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(4日目)

函館ホテル 〜 市電五稜郭公園前駅 − (市電谷地頭行き) − 市電函館駅前駅 〜 函館駅 − (SL大沼号森行き) − 森駅 〜
展望台 〜 森駅 − (特急北斗8号函館行き) − 函館駅 〜 市電函館駅前駅 − (市電谷地頭行き) − 市電谷地頭駅 − (市電湯の川行き) −
市電十字街駅 − (市電函館どっく行き) − 市電末広町駅 〜 旧イギリス領事館 〜 元町公園 〜 公会堂 〜 北方民俗資料館 〜
金森赤レンガ倉庫 〜 市電十字街駅 − (市電湯の川行き) − 市電五稜郭公園前駅 〜 函館ホテル(4泊目)

函館の2日目、この日は1日中雨という予報が出ていたので、如何に時間を潰すかに重きを置いて計画を立てました。
雨の中を歩くのは余り気が進まないので、昨日函館駅に着いたとき、SL大沼号の大沼森方面の切符の手配、コレで午前中はOKと。
午後は洋館の内部見学と赤レンガ倉庫辺りを回ります。

ホテルは2連泊なので、余計な荷物をすべて残しホテルを出発し、五稜郭公園前電停で路面電車に乗り函館駅前電停まで。
函館駅到着の時点でSL出発の40分前でしたが、SLは函館始発で観光列車ということもあり、
出発の20分前くらいにはホームに入線します。

函館駅では車両の付け替えが出来ないので、ELに牽引されて入線します。

並み居る強敵を撃破してSLの写真を撮るには、このくらい前に行かないと駄目なのです。
と、ホームへ行くと、既にSLは入線済み。

よくよく考えてみると、この日はカレンダー上平日なので、家族連れは少なく、それほど混んでいませんでした。

SL大沼号の特徴は、内装もSL仕様になっていることで、また、最後尾車両は窓を開けられて、
デッキから外を眺めることも出来ます。
普通はノーマルな客車を使うことが多いので...

また、このSLは、客室乗務員も当時仕様で、ちょっとしたドレスを着た女性の客室乗務員と、
昔の車掌服を着た男性の車掌さんが乗車します。
細い通路を、あのドレスはどうなのかというのもありますが、徒歩や馬、馬車が主流の時代にあって、
列車は比較的高級な乗り物であったので...

せっかく、車掌さんも当時の衣装を着て立っているのに、カメラマン役になっていたので、
コレは勿体無いと、チョッと並んでもらって写真を撮らせてもらいました。
それからは、近くにいた駅員さんがカメラマンです(笑)

という写真があるのですが、諸事情により...

車窓風景は、天気もよくないし前回見ているので、大沼公園付近以外は、車内の装飾と最後尾のデッキ、
客室乗務員の間を行き来して、過ごしました。

せっかく空いている車内で走り回れると思ったら、地元ローカルテレビの取材班が乗り込んでいて、
客室乗務員に粘着していたので、あまり自由に移動が出来ませんでした。

オイオイ、独り占めするなよと(笑)

大沼公園で半分くらいの人が下車、残りは終点の森駅まで行きます。

森駅まで行ってしまうと、SLの折り返しまたは函館行きの特急の時間帯が微妙だったので、
大沼小沼とかあるし、大沼公園で降りようかなとも思いましたが、せっかくSLに乗ったのだからと、
結局終点の森駅まで行くことにしました。

天気がよければ大沼公園辺りで降りて、サイクリング(寒いか)でもして帰りのSLを待つという選択肢も。

そういえば、森駅って何があるんだろう、確か森じゃなくて海だった気がなどと考えながら...

SLの客室乗務員のおねぇさんのおまじないが功を奏したのか、駅に到着する頃には雨が止んでいましたので、
ちょうど折り返せる普通電車が停まっていましたが、このまま帰るのもなんだなと周辺を散策することにしました。
近くにあった案内板を見ると、なんと展望台なるものがあるらしい...

森駅から徒歩15分程歩くと、その展望台に到着します。
遠くの方から見たとき、まさかあれが... と思いましたが、ここまで来たら行くしかないと(笑)


簡単に説明すると、中央に鉄の棒が一本、その周囲を階段がグルグル、一番上に台が付いているという代物です。
確かに、展望台としての役目を十分果たしていますが...

さびが目立つ上に、上るとグラグラ、下も見えるし強風で揺れまくり、高いところというよりも折れそうで怖い...
昔あったグラグラゲームの人形の気持ちが少しだけわかった気がしました... って知らない?

アレ、世代の格差なのか...

底面が球状になっている塔のようなのに5色の輪が填められていて、
色の付いたサイコロを振って出た色の人形を塔の輪の上に置いていき、バランスが崩れると塔がひっくり返る。

って、何の話だっけ...

晴れていれば、もっと綺麗な景色が見えていたのですが、まあ、雨が降っていないだけましかと。
森駅周辺には、他にも色々あったのですが、帰りの特急の時間もあるので、駅に戻ることにしました。
SL乗車自体が突然の思いつきなので、仕方ないのですが、コレなら帰りのSLも取って、
もう少し森に滞在するという手もあったかと。

ちなみに、このSL大沼号は全車指定なので指定券がないと乗れませんが、
混雑時期でも森から函館に向かう方は、取りやすいようです。
行きと帰りで経由がことなり、行き帰り乗ると駒ヶ岳を一周することが出来ます。

ともあれ、駅に戻り駅前にあるイカ飯屋さんでイカ飯を購入して、到着した特急に乗り函館駅へ。
特急列車の車内販売でも、イカ飯や大沼団子を扱っているのですが、指定席の方から回るので、
自由席に回ってくる頃にはほとんど売り切れ。

車内販売って車内販売って高いのかと思ったら、イカ飯は同じ値段だった。

森駅には回転台がないので、帰りのSLは逆向きに走ります。

DLも逆向きに付けられて走ります。

特急列車に乗り30分ほどで函館駅に到着、函館駅前電停から末広電停まで移動し、
周囲にあるイギリス領事館や函館公会堂、CCレモンホール...

あれは渋谷か...

函館駅に到着した頃から雨が降り始めて、傘を差しながらの移動になりました。

まず訪れたのが旧イギリス領事館。

函館の領事館の歴史は江戸時代から始まっていますが、当時の建物は別の場所に建てられ焼失しており、
現在の建物は大正時代に建てられたものです。

領事館の建物に入るとすぐに、船の模型が飾られています。
これは、函館に来航したペリーの乗艦で、その周りには、
函館ゆかりの外国人の像が置かれています。

観光資源として復元整備され、現在では結婚式なども行えるようになっています。

内部は、函館の歴史、領事館の変遷などをコンセプトにした展示がなされています。

イギリス領事館から元町公園へと向かって歩いていくと、一際目を引く建物が見えてきます。
左右対称でブ左右対称でブルーグレーとイエローの組み合わせが印象的な建物ですが、建設は明治43年と古いものです。

公会堂内には、レンタル衣装コーナーがあり、館内で記念撮影をすることが出来ます。
撮影を頼まれたので撮りましたが、建物内での撮影は自信がありません...

2階は公会堂という名の通り、だだっ広いホールでピアノが置かれていて、
コンサートなどで時々使用されているようです。

このホールからテラスへ出ることも出来ます。
天気が良ければ函館港を一望出来るのですが、この日は天気が良くないのでチョット残念です。

この日は、3館共通券という入館券を買っているので、もう一つ函館市北方民族資料館というのにも入りました。
ここは、写真撮影不可だったので、特に写真はありません。

北海道といえばアイヌ民族が有名ですが、その他にも北辺の風土にねざした北方民族がいました。
ここでは、北海道の他、樺太やロシアといったエリアについても資料展示されています。

北方民族は、寒さのため狩猟や木の実の採取などが主であることから、固有の文化が存在しています。
北方民族についての資料は世界的に少なく、貴重なものです。


函館市北方民族資料館を後にして、金森赤レンガ倉庫を目指します。
当然のことながら、この日の函館山はもやが掛かって視界不良、しかもかなりの強風が吹いていました。

雨はほとんど上がり、所々で雲の切れ間が見えてきています。

金森赤レンガ倉庫には、私の大好きな光り物を扱うお店が沢山あるので物色してきました(笑)

ガラス製品とかいいのがあったのですが、持って帰れないし置く場所もないので諦めました...

何となくいい天気になりかけていますが強風が吹いて、なんだかやばそうな空模様。
群馬だったら、雷でも鳴り出しそうな様相...

これは、早めに引き上げた方がいいかなと、電停まで急ぎ足。
歩くのも困難なほどの強風に見舞われましたが、何とか電停までたどり着き、
近くのコンビニで夕食を調達しホテルへ戻りました。

結局、それ以上天気が崩れることはありませんでしたが、強風は続いていました。
五稜郭にでも行ってみようかと思いましたが、昨日の今日で一気に咲くとは思えなかったので、
翌日に備えて、早めに休息をとりました。