2006夏 仙台(七夕、松島)、青森ねぶた、函館、札幌、小樽




当初計画


<3日目>

(ドラえもん海底列車指定OKケース)
青森ホテル − 青森駅 − (特急白鳥) − 函館駅 − (臨時ドラえもん海底列車) − 吉岡海底駅 − トンネル施設見学 − ドラえもん海底ワールド −
吉岡海底駅 − 函館駅 − 函館市内観光(洋館、函館山、金森赤レンガ倉庫等) − 函館ホテル

(ドラえもん海底列車指定NGケース)
青森ホテル − 青森駅 − (特急白鳥) − 函館駅 − 函館市内観光(洋館、函館山、金森赤レンガ倉庫、五稜郭等) − 函館ホテル




実施旅程


<3日目>

青森ホテル 〜 青森駅 − (特急白鳥) − 函館駅 − (市電 函館駅前−松風町) − 函館ホテル − (市電 松風町−函館駅前) −
函館駅 − (臨時ドラえもん海底列車) − 吉岡海底駅 〜 トンネル施設見学 〜 ドラえもん海底ワールド 〜 吉岡海底駅 − (臨時ドラえもん海底列車) − 
函館駅 〜 土方歳三最期の地 − (市電 函館駅前−末広町) − 元町公園(函館奉行所跡等) 〜 旧函館区公会堂 〜 教会群 〜
函館山ロープウェイ山麓 − (函館山ロープウェイ) − 函館山ロープウェイ山頂 〜 山頂展望台(夕−夜) 〜
函館山ロープウェイ山頂 − (函館山ロープウェイ) − 函館山ロープウェイ山麓 〜 
ライトアップ<元町公演(函館奉行所跡等) 〜 旧函館区公会堂 〜 教会群> − (市電 末広町−函館駅前) − (市電 函館駅前−松風町) − 函館ホテル




さて、今回の旅行も3日目となりました。

1日目と2日目、それと旅行の前日、祭り続きで若干飛ばし過ぎ感がありますが、気合いで乗り切ります。


ドラえもん海底列車の指定可不可が、函館に行かないとわからなかったので、ひとまず函館駅へ向かいます。
この時点で確実に駄目だなとわかっていれば、三内丸山遺跡もありだったかな。

さて、青森駅から津軽海峡線は、周遊きっぷのゾーン券範囲、特急自由席乗り放題です。
青森から函館まで特急に乗り2時間程度、午前9時頃の特急白鳥に乗り、一路函館へ。


というわけで、早くも北海道上陸です...







初の青函トンネルですが、北海道は2度目です。

1度目は、高校の修学旅行で飛行機、忘れもしない、戦後最大級といわれた颱風が迫ってくる中を、
学校に集まり羽田空港へ、羽田空港に行くために渡る橋の上でバスが風にながされる(笑)

なんでも中止してしまうと、キャンセル料だなんだがかかり、次に行くときの規模が小さくなってしまうというわけで、
行けるところまで行こうということらしいです。

このときは、午後天候が回復し、臨時便を使って、1日目の旅程はキャンセルになったものの、
無事北海道に上陸、以降の天候は晴天で無事旅行を終えることが出来ました。


もう少し横道に逸れておくと、1日目の旅程は結果的に羽田空港見学、羽田空港で配られたお弁当を食べ、
その光景を、実際に載ったかどうかわかりませんが、新聞取材の人に撮られました(笑)







今回の北海道旅行は、日数も少なく、鉄道移動なので、道南(函館、札幌、小樽)でまとめましたが、
修学旅行は、日数は同じでしたが、バスの団体移動なので、4泊5日でウトロ、層雲峡、知床、網走、
札幌と北海道を横断する旅程でした。







青函トンネルは、このあとのトンネル編で...











ともあれ、無事青函トンネルを抜け、函館に到着しました。


♪はーるばる来たぜ函館〜


さて、函館駅について初めにやったことは、みどりの窓口でのドラえもん海底列車の指定取り。


「今日のドラえもん海底列車の空きありますか?」
「お一人様ですか、それなら一席だけ空いています」


ぬぉおおおおおおーーーーーー

取れたーーーーーーーーーーー


予想外の展開です...

というわけで、無事に取れたドラえもん海底列車の整理券、よかったよかった。







現在の時刻は午前11時00分。
ドラえもん海底列車の出発が午後0時25分なので、まだ1時間以上あります。
帯に短し襷に長し、どこかへ行くには時間が足りない。

手にはボストンバッグ、駅のコインロッカーに預けようかと思っていましたが、
どうせ1時間じゃどこにも行けないから、ホテルへ預けにいってくるかと。



ひとまず、函館駅の観光案内所で観光パンフレットと、周遊券みたいなものがないかをチェックし、
バスと市電の乗り放題で1000円のがあったので、それを購入。
ホテルが市電の松風町駅近くだったので、函館駅前から五稜郭方面の市電に乗り、
函館駅前の隣、松風町駅で降りました、そう隣です(笑)

そこから1〜2分歩きホテルに到着、青森のホテルのところで話したホテルです。

まだ、チェックイン可能時間ではありませんでしたが、
荷物を預けるときはチェックイン手続きだけを先に済ませるシステムらしく、
部屋が空いたら、部屋へ荷物を運んでおいてくれる意外と便利なホテルでした。

チェックイン手続きを済ませて、再び函館駅へ。
また、松風町駅で市電に乗り、函館駅前へ戻りました。

なぜ市電を使うかというと、本数が多いから便利なのです。

湯の川駅から十字街駅の間だと、日中は5〜6分間隔で運行、
十字街駅から先は分岐しているので、本数は半減しますが、それでも10分前後です。







さて、まだ時間があるぞ、というわけで、摩周丸をチェックしに海岸へ。
中に入れるのですが、それほど時間もないので、船を眺めたり、海を眺めたりして、 再び函館駅へ戻りました。







駅に戻り、電車の発車案内を見ると、ドラえもん海底列車の文字、英語で DORAEMON SUBMARINE TRAIN。
午後0時05分に入線するとアナウンスがあったので、早速改札を通りホームへ向かいました。

周遊きっぷで良かったと思うのは、この函館駅と吉岡海底駅の往復の乗車券が不要だということ。
海底見学整理券の料金は別途かかりましたが...







ホームに着くと、いました!、いましたよ!!、ドラちゃんとのび太くんが(笑)
子供と写真を撮ったり握手をしたり、大人気でした。

子供に占領されて写真撮れなかった...







この時間のドラえもん海底列車は正規列車です。
夏休みでファイナルということもあり、午前中に後2本、臨時としてドラえもん海底見学コースが組まれていますが、
うち一本は普通の特急列車に乗車し、海底駅で降りるというもので、
この特急列車は、吉岡海底駅と竜飛海底駅に停車しますが、整理券を持っていないと降りられません。







あと、私の乗ったドラえもん海底列車だと、ダイレクトにドラえもん海底ワールドへ向かう人と、
係員の案内で海底駅とトンネル内部を見学する人とに別れるのですが、
臨時のは、確かそれがなかったような気がします。

たぶん、臨時のも予約いっぱいだったんじゃないかな〜

この旅行の函館からの青森の特急がこの特急列車で、しっかりと吉岡海底駅と竜飛海底駅に停車していました。







さて、ホームでの出来事に話を戻すと、ホームは普通の切符を持っていれば立ち入り可能なので、
乗る予定のない親子連れも写真を撮りに来ていました。

ドラえもん海底列車は、全車両がドラえもんのストーリーペイントがされていて、子供は大喜びです。

乗りたいという子供と、切符が無いと乗れないんだよとなだめる親を後目に、スタスタと列車に乗り込む私(笑)


私がなぜ席を取れたかというと、1人だったからだと思います。

この時期に乗るのは、ほとんど親子連れで、1席空いているからといって、
子供だけ行かせられるわけもないし、親1人だけもあり得ないから、取られにくい。

ファイナルだからと来る鉄道マニアはどこかで入手してから来るだろうし、
飛び込みじゃ無理だと諦める人も多いだろうから、キャンセル待ちのようなことはしないだろうと。



 



列車の内部も天上にドラえもんシールが貼ってあったり。
座席にはドラえもんのポストカードとスタンプラリー用の台紙が置かれていました。

停車駅とか英語のアナウンスは普通のアナウンスですが、
所々でドラえもんとのび太くんのハイテンションアナウンス。

新しいドラえもんの声はどうもしっくりこない...



 



沢山の親子連れに囲まれながら函館駅を定刻に出発し、
途中五稜郭、木古内に乗車のみの停車、 その他の駅にも待ち合わせで運転停車。

約80分で吉岡海底駅に到着しました。







竜飛海底駅の見学コースの方は、函館青森、青森函館、函館函館の3コースがあるので、
オーバーヘッドが少ないのですが、吉岡海底駅の見学コースは全て函館函館なので、同じ所を行ったり来たりです(笑)

竜飛海底駅の見学コースは乗車券の他に2040円かかります。
ドラえもん海底列車見学コースは840円。
滞在時間と施設の規模を考慮するとこんなものかなと。
竜飛海底駅は行ったことがありませんが...

そんな吉岡海底駅見学コースも、北海道新幹線の建設工事の資材置き場となるため、
8月27日を最後に終了となってしまいました。

竜飛海底駅の方はまだやっているのかな、でも冬季は休業だそうです。

ドラえもん海底列車の中では、特製サンバイザーの作り方を教わりました。
もちろんかぶりませんでしたが...

のび太くんのハイテンションアナウンスが幾度かあり、あと何個トンネルを潜ると、
青函トンネルになるとか、ここが北海道最後の駅なんだよとか、もうとにかくハイテンション。
のび太くん昼寝しないの?(笑)







そんなこんなで、いつの間にか青函トンネルに突入していました。

そういえば、最後の駅からトンネルの出入り口までの間、線路沿いに消火栓が沢山並んでいました、物々しい雰囲気です。
やはりトンネル火災は怖いですからね〜

なんでも、トンネル内で列車火災が起きても、電車を止めないんだとか。
このあと海底駅見学のときに係員さんが話していましたが、止めてもどうしようもないので、
トンネルの出口か吉岡竜飛両駅か他の避難所の一番近いところまで突き進むらしいです。

さて、のび太くんの声に送られて、真っ暗な駅のホームに降り立ち...


ここで、どっちの見学ショー!!


ドラえもん海底ワールド or トンネル施設見学+ドラえもん海底ワールド

トンネル施設見学をすると、ドラえもん海底ワールドでの滞在時間は10分程度。
親子連れはもちろん前者、鉄道マニアは迷わず後者。







私はというと、悩んだ末に後者を取りました。

最終的にドラえもん海底ワールドへ行けるからいいやと思ったのですが、
結局、ショーイベントは見られませんでした。

まあ、死ぬほど見たいというほどのものでもなかったので、別に構いませんが...







電車を降りて、線路のあるトンネルの横道を通り、明るいトンネルに出ました。
災害が発生したときは避難通路になるトンネルで、ずっと奥の方へ続いています。

後者を選んだ私は「トンネル施設見学者は、ここで待っていてください」
という係員さんの指示で、奥の方へ消えていく、ドラえもん海底ワールド行きの人達を見送りました。
案の定というか、小さい子供を連れた親子は、みんな海底ワールド行きです。

子供や奥さんの反対を押し切って、トンネル施設見学をしようという、強い父親はいないのかと嘆きながら、日本の行く末を...
で、残ったのは15人前後、全体の5%くらい。







係員さんに案内されて、チョット進んだところで再び、線路のあるトンネルに出ると、 そこで係員さんの話が始まりました。
行く前に切符の取り方とか調べていて、コースの概要のようなものも読んでいたのですが、
そこには、ここでの話が結構長いから、あとが駆け足だよと書いてありました。
ちなみにですね、今回の係員さん、私感では○山弁護士風(笑)


これが50kmロングレールです。
ロングレールについては各自調べて貰うとして...







トンネルの構造だとか、先ほど話した火災の話などが5分くらい続き、
これは、施設内を歩きながら説明をした方が効率がいいんじゃないかなと、
思い始めた矢先、どこからともなくゴゴゴゴーーーーーーーーーーーーーという音が...

えっと、なんの音ですか、と聞くまでもなく、列車が近づいてくる音です。

チョット線路に近づいてカメラをスタンバっていると、もう少し後ろに下がった方が安全ですよと。

というわけで、チョット後ろに下がり、三脚だけを前の方に出してスタンバイ。

真っ暗な場所で、動いているものを撮るのは難しいので、動画にしようと、
動画設定にして、シャッターを押し、撮影スタート。


ゴォオオオーーーーーーーーーーー
ゴォオオオオオオオオオオーーーー
ゴォオオオオオオオオオオオオオオ


あれ、ナカナカ来ないな〜



これはFOMAで圏外だけど、auだったかな〜はアンテナがあるから通じるらしい。







あとで編集しやすいように、一度止めて、再スタートした刹那。


ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ


貨物列車です、長いです、誰かがフラッシュを焚いてくれたお陰で、先頭の車両がちゃんと写りました(笑)
動画なので、ここには載っからないけど...

貨物列車長いな〜

この通過、アナウンスないから、音で判断するしかないっぽい(笑)







そして、再び係員さんの話が再開されて、そのすぐあと、


再び、ゴォオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーー


また来ますから、チョット下がっていてくださいと。
両側から来るのは珍しいですよと係員さんの話。

再びスタンバっていると、今度は撮影をスタートしてすぐに、


ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ


やりすぎた(笑)

今度は特急でした、一応手を振ってみましたが、たぶん見えないでしょう...
長話もいいことがあると勝手に納得していると、それでは、次へ行きますと。

この写真は、半永久的に残るということで、1枚幾らかで募集したものらしいです。







ホームがないので、というか、あっても意味ないですが、トンネル見学用に置かれています。







更に進むと、道は上り坂になっていて、そこを上がると分岐点になっています。



   



右側には、荷物置き場があり、帰りにもここを通るとのことなので、荷物を置いて更に進んでいきます。











途中ドラえもん海底ワールドのオブジェがあり、少し進むとドラえもん海底ワールドとの分岐点があります。







海底ワールドとは逆の方向へ進むと、当時使用した掘削機、石を運び出すトロッコ、トンネル模型などが展示してあり、
この辺りで、トンネル敷設当時の状況、トンネルの内部構造などの説明を受けました。

海底駅と言っても、陸と海の境目にあります。
当然のことながら境目を直接見ることは出来ません。















   











   







これから避難所への道を進みますので、陸側に進んでいくことになります。
避難所は、一時待避する場所で、約1000人が座れるベンチがあり、
非常用の簡易トイレも設置されています。







更に奥に進むと、鉄柵で遮断された空間があり、遠くの方は霞がかって先が見えなくなっています。
今回は特別にと、その鉄柵を開けて、先の見えないトンネルを進んでいきます。

今年の7月に長野へ行って、松代で象山地下壕に入ったとき、通行禁止の鉄柵があり、そこは、先が外へ通じていたのですが、
そこもやはり霞がかっていました。
そこは、300mくらい行けば、もう外で、外の光が見えていましたが、よく心霊現象の再現VTRである、
死からの帰還とかでトンネルから抜けるときの映像にそっくりでした。







話はそれましたが、先の見えない道を進んでいくと、徐々にゴーーーーーという音が、大きくなっていき、
やがて、左隅に四角い窓が開いた鉄扉が姿を現しました。
係員さんが、その四角い窓の中をのぞいてみて下さいというので、みんな覗いてみます。
私も覗こうとしましたが、凄い風圧で目を開けていることが出来ませんでした。
幾度か挑戦してみましたが、駄目でした。

この扉の先は、外へ通じていて、災害時の避難通路だそうで、
ここからトンネル内部に空気を送り込み、煙が流れ込んでくるのを防ぐそうです。
階段が1000段以上、しかし命には代えられませんので。
さすがにここは開けられないらしく、来た道を戻りました。







これからいよいよドラえもん海底ワールドです。
係員さん、総じて行動がノンビリ(笑)







みんな時間がないから急いで歩いていると、あーあまり急がないで下さい、時間はありますからと。
そんなわけで、無事にドラえもん海底ワールドへ合流しました。







徐々にドラえもん色が強くなってきて...











海底ワールドに到着した時点で、あと10分もないとのこと。




























実写かと思ったら、タダの見学者...



















駆け足で主要ポイントを回り、限定品のオレンジカードを購入していると、
撤収アナウンスが流れてきたので、トイレに寄ってから、ノンビリと撤収。







この撤収もあまり急がされることはなく、係員さんも至ってノンビリ。
ドラえもん海底ワールドの様子は、写真を見てもらうこととして...















ノンビリ撤収しても、途中の道で人が詰まっていたので、写真を撮りながらでも余裕でした。
きっと、大量の親子連れを捌くための保険時間なんだな〜








というわけで、荷物置き場に到着し、そのまま直進。

函館駅から来て函館駅へ戻るから、来たホームとは逆のホームに列車が来ますので、この道は線路の上を通っているということになります。
そこは、大勢の人でごった返していました。

そのうち、列車が到着しますというアナウンスがあり、列車が到着しました。







列車に乗り込むと、半寝状態で函館駅へ。

途中で、スタンプラリーのシールが大方の予想を覆すことなく、全員に配られました。
隣の席の人が2枚受け取り、私に手渡してくれました。

ちなみに、隣に座っていたのは親子3人の父親、まあ二人掛けだから(笑)

というわけで、無事函館駅に到着しました。